その蜩の塒2

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

なんちゃって現代用語(41)

※初めにお断りしておきますが、以下は素人の記述によるものです。

サイトカインストーム(cytokine storm)・・・サイトカインとは、ホルモン様の低分子タンパク質で、種々の細胞内相互作用を媒介します。しかしながら、ストームとなると免疫反応の暴走、過剰免疫防御といったことが起こります。つまり、自分の細胞まで傷つけてしまう現象が起こるわけです。新型コロナウイルス感染症にかかった人が亡くなる原因の中で、最も多いとされ、“サイトカインストーム症候群”もネットには散見されます。

 

カリギュラ効果・・・禁止されると逆にやってみたくなる心理現象。ローマ皇帝カリグラをモデルにしたアメリカ映画「カリギュラ」が語源。分かりやすく言うと、浦島太郎の玉手箱や鶴の恩返し、がそれに当ります。だとすると、近年増加している豪雨の際、「絶対に川を見に行ってはいけない」という発信は、すべきではないと言えるかも。

 

心理的リアクタンス(reactance)・・・reactの和訳は、「反対する、反抗する」。分かりやすく言うと、親がしつこく勉強しなさい、と言い続けると、子どもがやる気を失ってしまう現象。「期間限定」「30食限定」は、もう買えないかも、食べれないかもという脅威を感じリアクタンスが喚起されます。用語の解説的には、選択する自由が外部から脅かされた時に生じる、自由を回復しようとする反発作用、となります。

 

ドッペルゲンガー・・・自分とそっくりな姿をした分身、またはその分身を目撃する霊的現象。他人の空似、あるいは世界には自分と似た人は3人いる、とはよく言われることです。ドッペルゲンガーに遭遇すると必ず死ぬ、という都市伝説もあります。街を歩いていると「ユニクロかぶり」はたまに存在しますけど。

 似たようなのでは、「カップ焼きそば現象」があります。オマージュから派生したものが、オリジナルとは別モノとしてその地位を確立させるケースは多いものです。サッカーとフットサル、ゴルフを元にしたのは、グランドゴルフ、ゲートボール、パークゴルフ、ターゲット・バードゴルフ、バレーボールとビーチボールバレー。ちなみにビーチバレーボールとビーチボールバレーは違うものです。その他、メトロポリタン美術館ナポリタンがヒント、からあげクンかりあげクンから。消臭力は、長州力が元。

 

 三峡ダム・・・中国・長江中流域(下流揚子江)にある世界最大の水力発電ダム。1993年に着工し2009年に完成。年間発電量は1,000億kWhで中国の電気の2%に相当します。決壊説が何度もありましたが、ここ2ヶ月ほど豪雨が続いていることで、現実味を帯びてきました。下流域の南京、武漢、上海の大都市に被害が及ぶばかりか、大規模な停電が起こりパニックに陥ります。それと懸念されているのは、上海付近にある9基の大型原発事故です。

 

HACCP(ハサップHazard Analysis Critical Control Point危害分析重要管理点)

・・・食品衛生法改正により、今年6月からHACCPの義務化が開始され、1年の猶予期間を経て2021年6月から完全義務化となります。目的は、食中毒や異物の混入など食品事故を防ぐことで、東京オリンピックパラリンピックに向けたものでもあります。当然そこで使われる食材は、GAP(Good Agricultural Practice)農業生産工程管理、を取得したものである必要があります。全食品等事業者が対象とはいえ、従業員50人未満と50人以上の企業では、衛生管理の適用範囲は違ってきます。