その蜩の塒2

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

山下達郎2022ミルハス秋田公演

 昨日行われたライヴは17:30開場18:30開演。行列は県道62号線まで伸びていました。ミルハス大ホールは2,007人収容。

 グッズ売り場は大混雑。カミサンはタオルとタツローくんのフィギュアを買っていました。

 SPARKLEで始まったライヴは、19曲にアンコール曲6曲を追加し、3時間後の21:30に終了となりました。他の会場ではアンコールは4曲と伺っていましたが、Last  StepとYour Eyes が追加されました。カバー曲では大瀧詠一氏の「君は天然色」も明るい曲でノリがよかったですね。キムタク主演のTBS日曜劇グランメゾン東京』主題歌レシピも生で聴けて感激。セットはレーザービームとかプロジェクションマッピングなどの派手さはありませんでしたが、曲によって色調がガラリと変わるなど趣向が施されていました。

 衣装はド派手なオレンジのシャツにエドウィンジーンズ、そしてトレードマークのニット帽。ニット帽は終始脱がなかったですね。蒸れて暑くないんですかね。アンコールではチェックのシャツに着替えていました。

 今回電子チケットにし、カミサンから同行者の私にラインで分配されたんですが、当の本人が土壇場でチケットにアクセスできなくなり焦りました。結局私の方に2人分入っていましたので問題ありませんでしたけど。入場の際には、身分証明として顔写真付きのマイナンバーカードか運転免許証などの提示を求められます。

 山下氏は秋田10年半ぶりと仰っていましたが、私のブログを振り返ってみたら前回は2009年ですから13年ぶりということになります。さらにその前のライブにも行ってますが、1999年でした。その時も7列目という近さでしたが、今回も7列目でしかも中央という好位置でした。ヴォーカルとドラムが被り、ドラマーだけは見えませんでしたけど。

 セトリに関してはツアー中なので割愛しますが、「希望という名の光」が聴きたいな、と思っていましたらメドレーの中にさりげなくちょこっと入っていました。Forever mine もいいんですけど、今回はSOFTLYという11年ぶりのニューアルバムをひっさげてのツアーなので、あれこれ盛り込むのは難があります。

 バンドメンバーに関しては、SAXが土岐英史氏に替わり2011年から宮里陽太氏(38歳)がツアーに参加しています。ドラマーの小笠原拓海氏(38歳)も2008年からの参加です。ギターの佐橋佳幸氏(61歳)は奥様が松たか子。猫背の独特な弾き方はかなり異様に見えました。あとベースの伊藤広規氏(68歳)、キーボードの柴田俊文氏(61歳)、難波弘之氏(69歳)と皆さんご高齢。客層も年齢は高めでした。

 語りもライブの重要なファクターですが、ラジオのサンデーソングブックをやってらっしゃいますので、語りもよどみなくお手の物って感じで、つかみ所もOK言うことなしです。69歳にしてCITY POPの第一人者な訳ですが、数十年前の曲が今でも通じるのは、時々の流行りの言葉を歌詞に盛り込まないとか、色褪せず普遍的でかつ都会的センスもある曲調が底流にあるからだと思います。そしてギターのカッティングと透明感のある歌声もね。