その蜩の塒2

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

キミスイ

 録画してたテレ朝プライム「君の膵臓をたべたい」、久々にいい映画を観ましたね。

 とにかく浜辺美波のかわいさが光ってました。それと小栗旬の演技。高校生らしい純真さで、2人きりで旅行するも、結局キスすらもしないというプラトニックラヴで終わってしまいました。ホントはもうちょっと期待したんですけど、いつの間にか朝になってましたね。でも入浴シーンとかあってドキドキ感は最高潮に達しましたので、よしとしますか。完全に自分の高校時代とダブらせて観てました。「真実か挑戦か」ゲームもよかったですね。振り返ると図書館、自宅、ホテル、学校の屋上、深夜に忍び込んだ病院と2人きりがかなり多い描写というのも、珍しいのでは。それだけ金がかかってないとも言えるかも。

 主人公の桜良が亡くなって12年後の世界が描かれてるので、キャストがガラリと変わり若干分かりにくい点はありましたが、上地雄輔が結婚式場でガムを差し出すことによって、ガム君(宮田一晴)だとピタッと符号。死後のなぞ解きは、生前にそれとなく付箋が貼られていて見事でした。でもこれから結婚する人に対して、新郎もいるのに「友達になって」はないよなー、とは思います。回想シーンでは、桜良の笑顔の裏の涙もみれましたし。いずれにしても、こういう映画では暗いまま終わらせないのは相当難しいものですが、そこをクリアしたのはさすがです。