その蜩の塒2

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

ネマガリ4回目月山で終了

 一昨日自宅を23時前に発ち月山の入山口の駐車場に着いたのが3時半。夜間は高速の工事が行われているため、新しく出来た遊佐鳥海から高速に乗りました。到着すると既に10台の車が停まっていました。本職と称されるプロの方々は2時ぐらいから入山するみたいです。しかもザックは背中の温度で商品が劣化しないようセパレーター付きのを使い、雪渓の雪で冷蔵しながら運んで来るらしいです。
 しかも採取地まで片道2時間、あるいはそれ以上かかるため皆ストックを持っていました。それは渡渉や雪渓をトラバースしたりの難所が多く、採取したネマガリが30~40kgもあるとバランスを崩すことがあるからです。

 よく雨降り花(タニウツギの別称)が咲くとタケノコの時期到来と言われていますが、ほぼ間違いないです。右上はヤマツツジ。あとシーズン始めはカッコーやウグイスが鳴いていますが、後半になると春ゼミがガシガシと五月蠅くなる気がしてます。今回はシーズン始めでしたので、カッコーとウグイスでした。

 シラネアオイミズバショウも咲いていました。ミズバショウは、背丈が低くヒメカイウのような感じでした。高山植物も盛りでした。記憶を辿りますと、タチツボスミレオオバキスミレミツバオウレンツマトリソウノウゴウイチゴ、ミヤマカタバミヒトリシズカなど。。

 こちらは見た目のかわいさとは裏腹の、猛毒のアルカロイドを含むバイケイソウです。

 肝心の収穫の方は、リュック2/3ほど。太いのがなかったですね。おそらく採集(採取?)圧が強く、太くなれないんだと思います。要するに採りすぎなんじゃないかと。月山の北側と比較すると土がかたくて、回しながら引っこ抜かないと採れてきません。ですがモノ自体はとても柔らかです。あと沢山あった場合ですが、上下に動くより横歩きの方がササが邪魔になりませんし、見落としも少ないです。ただ裏折りが続くと採ってて虚しいです。今年で3年目の月山ですが、来年に向けて対策を練らねば。。