その蜩の塒2

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

護られなかった者たちへ

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 中山七里原作の「護られなかった者たちへ」を観てきました。飲み物は、カミサンがフローズンマンゴーのソーダで、私がレモネードのナタデココ入り。私のは選択ミスでした。あと横の席の人が映画の最中何度も携帯を見ていて、その度に光るものだから集中できませんでした。冒頭のやってはいけないコトに盛り込んでほしいものです。

 率直な感想は、凄まじい映画でした。主題歌は桑田佳祐の「月光の聖者達」。最近のってますね。オリンピック応援歌のSMILE〜晴れ渡る空のように〜、ユニクロCMコブラツイストなど。ストーリーの詳細は省きますが、大どんでん返しの後に小どんでん返し、そして何より佐藤健のテーブルを叩く音に2度ビックリ。その佐藤健と「おかえりモネ」の清原果耶、倍賞美津子の3人の疑似家族の役への入れ込みようが半端なかったです。倍賞美津子はまだ74歳なのに相当老けてみえましたので、断食したんでしょうね。

 焦点は、日本の生活保護制度なんですが、福祉事務所の生活保護担当が業務を担っています。役所仕事に私情を挟むわけにはいきませんが、申請する段階でプライバシーはゼロ、売却できないような土地でも資産とみなされ、頼れる親族があればまずムリ。ケースバイケースだと思いますが、たしか貯蓄も50万円未満に制限され、超えると返還しなければならなかったはず。結局は身寄りがなく仕事をすることができない人に限定されてしまうのかな。ちなみに恨みを買う職業ベスト5は、税務署員、警察官、医者、弁護士、政治家だそうです。

 最後に、この映画でひとつ疑問が残ったのが鶏の羽。意味不明。