その蜩の塒2

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

鹿島槍ヶ岳・五竜岳縦走(2)~柏原新道経由種池山荘まで

 計画当初は5人でしたが、家庭の事情で1人が抜け4人のパーティとなりました。数ヶ月前からグループラインでやり取りし、山小屋も事前予約していました。今は下山後も写真や動画を共有したりと、昔とは違った山行が楽しめますね。山中で刻々変わる天気予報をアプリで確認するなど、以前は考えられないことでした。特に今回は台風6号の進路がはっきりしなかったので、その恩恵は大でしたね。

 先ずは縦走ルートを紹介します。

1日目・・・柏原新道登山口~種池山荘~爺ヶ岳南峰~爺ヶ岳中峰~冷乗越~冷池山荘(1泊め)

2日目・・・冷池山荘~布引山~鹿島槍ヶ岳南峰~北峰(山頂スルー)~吊尾根~八峰キレット~八峰キレット小屋~口ノ沢のコル~北尾根の頭~五竜岳五竜山荘(2泊め)

3日目・・・五竜山荘~白岳~西遠見山~大遠見山~中遠見山~小遠見山~地蔵の頭~アルプス平駅~テレキャビンにてエスカルプラザ

 車2台で、1台を下山口の白馬五竜スキー場エスカルプラザ登山者専用無料駐車場におき、扇沢へ向かいました。下山後、扇沢の車を回収しに行きました。

 また、今回は日本3大キレット制覇もかかっています。今まで不帰の瞼(不帰キレット)と南岳と北穂高岳を結ぶ大キレットは通過済みです。

 6時の時点で、柏原新道登山口駐車場が満車だったため、その上の扇沢市営第2駐車場へ停めました。ここも残りは10台以下でした。

 左上;登山口脇の扇沢(篭川)堰堤。中上;登山届提出。近年北アルプスでの事故が多いためか、係り員が張り付いていました。右上;登山口。

 ヤツ見ベンチの標高は1,625m。242mしか登ってきていないのに、下界が遠くに見えます。

 岩場ではストックは収納した方がいいですが、まだこの辺はストックありの方が楽です。最近のストックは折りたたみが主流です。2万以上しますが。ちなみに、先週デビューさせた私の登山靴は、スポルティバのエクイリビウムST・GTXで中敷きと防水スプレー込みで68,200円でした。その値段にもかかわらず、今回履いている人が多いのに驚き。

 夏場の登山ではこまめな休憩が必要ですが、ポカリなどのスポーツドリンクの補給で済ましている人が多いですね。手早く補給できる点では、経口補水液のゼリータイプがお勧めです。あとは飲み物の他にちょこっとつまむことも必要です。いわゆる行動食ってヤツですが、カントリーマアムとか魚肉ソーセージ、梅干し入りのおにぎりなど自分の好きなので十分です。

 私の場合は、無印のドライフルーツをナルゲンボトルに入れて持っていったり、ソイジョイ一辺倒でしたが、今回栄養価がハンパないブルボンのスローバーにしました。10種のビタミン・カルシウム・鉄など他の栄養素も配合とくれば、買わない手はないです。

 また、私の場合足が攣りやすいので、小林製薬のコムレケアを登る前に1錠飲みます。味の素のアミノバイタルBCAAチャージウォーターとか塩あめなどの飴類もいいです。

 パーティの中では最年長で初老ですので、日頃からサントリーのDHA&EPAのサプリを飲むなど迷惑をかけない配慮は心掛けています。

 私のザックのボトルホルダーは、テーパーがついていたり角度があるわけではないので、岩場では何度か脱落しました。カラビナで繫ぐ手もありますが、逆に取り出しにくいですよね。左上;モンベルのエディプラスバイトボトル。一時期プラティパス ハイドレーションシステムが流行りましたが、今は全く見かけません。おそらく飲んだ量が分からないからだと思います。その点、モンベルのは量を確認できますからね。

 右上;500mlのスポーツドリンクの場合は、リングがついていて脱落防止になっています。 

 この縮小画像では確認できませんが、種池山荘が稜線上に見えています。登山中山小屋が見えるとテンションが上がりますよね。

 登山道は、石がある場合には歩きにくいですが、ない所でペースアップできます。右上;石ベンチは、文字通り石のベンチが並んでいますので、休憩には最適です。

 風が出てきたので、先日モンベル美郷店で買ったウインドシェルを着込みました。右上;種池山荘。