その蜩の塒2

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

鹿島槍ヶ岳・五竜岳縦走(5)~テレキャビンとおみ駅終着

 八峰キレット小屋を過ぎてもまだまだ岩々ゾーンは続きます。キレットにはG4とかG5などの標識がありましたが、事故や遭難の際に場所を連絡するためのものらしいです。

 口ノ沢のコル2,416mと北尾根の頭を越えると、いよいよ目指す五竜岳です。

 厄介なクサリ場がまだあります。

 ようやく山頂が見えてきましたが、ガレてたりザレてて歩きにくかったです。

 山頂かと思ったら分岐の標柱で、五竜岳山頂はそこから5分ほどの所にありました。山頂から五竜山荘への下りも岩やクサリ場がある上に、土砂降りで岩が滑りやすくなり難儀しました。山荘着は15時を目標にしていましたが、15:35でした。11時間15分も歩き疲れました。

 夕食は名物のカレーでスパイシーでした。1/3のおかわりをいただきました。ビールは、500mlが千円で350mlが800円でした。水は500mlのペットボトルの天然水が400円で、雨水を消毒したのは無料で1㍑いただきました。出発時、500のスポーツ飲料を5本と、前泊した宿から1㍑の水、経口補水ゼリー3個、お茶のペット500mlを1本持ちましたので、ザックの重さがハンパなかったです。スポーツ飲料だけでなく、天然水とお茶も必要だと思います。高くても山小屋で買えますので、ムリして担ぎ上げる必要はないのかも。Tシャツも買いましたが、こちらは4千円と高かったです。朝食は和食でしたが、写っていませんでした。

 雨は夜通し降っていましたが、朝方すっかり晴れていました。6時に朝食をとり、6:38に出発。

 冷池山荘と違い、テン場はすぐ近くでした。

 五竜山荘は、五竜岳と白岳2,541mのコルに建っています。白岳には15分ほどで着きました。雲海が出ていましたが、徐々に崩壊していきます。

 五竜岳五竜山荘。

 左上;西遠見手前の池塘。右上;雲海が崩壊していく様子。

 遠見尾根は西遠見、大遠見、中遠見、小遠見、二ノ瀬髪、地蔵の沼といくつものポイントを通過して、意外と長く感じました。

 リフト乗り場に着いたので乗ろうとしたら、テレキャビンまで150mの登り返しがあるので歩いて下った方が早い、と言われ植物園を見ながら歩きました。アルプス平駅に着き、飲んだ冷えたコカ・コーラが旨かったです。

 テレキャビンは片道1,600円でした。冷えたおしぼりが気持ちよかったです。

 一応備忘録的に山行を残しておきます。

【1日目】

扇沢発6:20・・・ヤツ見ベンチ7:10・・・駅見岬8:12・・・水平道9:21・・・石ベンチ9:46・・・種池山荘10:54、11:37出発・・・爺ヶ岳南峰12:31・・・爺ヶ岳中峰13:01・・・冷乗越14:08・・・冷池山荘14:30着

【2日目】

冷池山荘4:20発・・・布引山5:33・・・鹿島槍ヶ岳南峰6:33・・・吊尾根7:22・・・八峰キレット小屋9:18・・・口ノ沢のコル11:06・・・北尾根の頭11:37・・・五竜岳山頂14:17・・・五竜山荘15:35

【3日目】

五竜山荘発6:38・・・白岳6:54・・・西遠見8:28・・・大遠見9:01・・・中遠見10:03・・・二ノ瀬髪10:39・・・地蔵の沼11:42・・・テレキャビンアルプス平駅12:10・・・とおみ駅12:45着