その蜩の塒2

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

彦庵(弘前市)

 逆光でよく見えませんが弘前での昼食は彦庵で。石臼粗挽き手打ち蕎麦の店です。そば粉にするまで自前で行う手間のかかる完全自家製粉に拘っています。店主は金髪で、趣味がパンク&ロック、格闘技、バイクとおよそ蕎麦とはかけ離れていますが、地元では有名人らしいです。

 満席で我々の前に一組いたため待ちましたので、入店してから40分後に着丼。私注文の「とりカレー南蛮1,680円」。蕎麦は二八の田舎蕎麦。蕎麦の実は在来種を使用しており、以前は嶽蕎麦だったようですが、今は黒石の牡丹蕎麦に変更されています。鶏はもも肉ですね。やや堅めですが噛み応えがあります。親鶏のコリコリ感とはまた違う食感です。長ネギの長さも考えられてますね。何と言ってもそばつゆがいいです。カツオの本節、宗田節、サバ節をブレンドし、約1ヶ月熟成させているそうです。それがカレーと合わさって絶妙なつゆになっています。

 カミサン注文の「清水森ナンバおろしそば1,380円」。南蛮味噌と大根おろしの辛さを味わえますが、辛さはそれほどでもありません。蕎麦は平打ちで、やや太めです。コシはあります。蕎麦湯はドロドロしていましたが、見ためほど濃くはなかったです。

 箸休め的に頼んだ「かぼちゃと長ネギのかき揚げ680円」。衣がボロボロ剥げ落ち、かき揚げの体をなしていなかったです。本日もっとも残念な一品。

 桜アイス白玉あずき添え500円。生クリームにはそばの実がトッピングされており、アイスには塩漬けされた桜の葉が練り込まれており、その塩味があんこや生クリームの甘さを引き立てていました。これは絶品でした。

 

PS;その後、産直所「野市里(のいちご)」といとく浜の町店で買物。野市里にあった、木の枝のような「トリコトマラス」は検索しても出てこず。何物なのか非常に気になります。弘前には、いとくが3店舗あるんですね。ワダカンの八方汁が買えてラッキー。そしていつも買っているグリコのヨーグルト Bifix ですが、この日は買えました。ところがシステム障害で再販は5月中旬になるとのこと。果肉が入っていてコスパもいいんですよ。マンゴー、アロエ、イチゴは食べてますが、白桃はまだです。てか白桃店に置いていないのよ(´;ω;`)